2003-12-15 ArtNo.32524
◆802.11(a)と802.11(g)標準の帯域ライセンス免除検討
【ニューデリー】Wi-Fi(Wireless Fidelity)ネットワークの帯域を拡大し、ユーザーのより速いインターネット接続を確保する上から、インド政府は802.11(a)と802.11(g)標準の帯域に関してはライセンスの取得を免除する可能性を検討している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが12月12日報じたところによると、電信局(DOT:Department of Telecommunications)のP K Garg顧問(無線担当)は、12日ニューデリーで催されたWi-Fiセミナーの席上、以上の消息を語った。同氏によると、ライセンス取得を免除することによりネットワークのインターフェースに障害が生じないか、目下試験が行われている。仮に複合ネットワーク環境下に802.11(a)と802.11(g)両プロトコルが共存できるなら、Wi-Fiの戸外における使用に際してライセンスの取得を免除でき、ライセンス取得が免除されるなら、802.11(g)標準は毎秒54メガビット以上の高速長距離ワイヤレス接続を実現できる。
インド政府は昨年2.4Ghz帯域における802.11(b)技術の屋内での使用に対するライセンスの取得を免除した。802.11(b)標準の転送速度は毎秒11メガビットで、限られたLAN接続が可能。802.11(g)標準も2.4Ghz帯域で使用され、従って802.11(b)標準と互換性を有する。一方、802.11(a)標準は5Ghz-6Ghz帯域で用いられる。
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