2003-12-12 ArtNo.32510
◆Biological Evans、混合ワクチン市場開拓に照準
【ハイデラバード】Biological Evans Ltd (BEL)は、ヒト・ワクチン・ビジネスを補強する狙いから、小児科予防接種コストの引き下げに役立つ混合ワクチン領域に進出する。
インディアン・エクスプレスが12月10日伝えたところによると、破傷風トキソイド(Tetanus Toxoid)/ジフテリア/破傷風/百日咳等のワクチン、また破傷風やジフテリアの血清の製造を手掛けるBELは、小児科用混合ワクチンの他、B型肝炎/HインフルエンザBワクチン等の新世代ワクチンを製造するためアンドラプラデシュ州HyderabadのSP Biotech Park内に50エーカーの工場用地を確保した。
BELのMahima Datla副社長によると、同社は新施設に100クロー(US$2206万)を投資する計画で、同施設では研究活動も手掛けられる。第1期分は2004年12月末までに稼働する。
BELは、DPT(ジフテリア/百日咳/破傷風)/B型肝炎/インフルエンザBの混合ワクチンを市場に紹介する計画で、その目的は全ての予防接種を一回で済ませることにある。
BELはまた“Biona”ブランドのナチュラル製品の発売を通じ、自然薬品ビジネスに参入することも計画している。同社はこの種の製品を国際市場に紹介する計画だ。
これらの新ビジネスにより同社の年商は現在の150クロー(US$3309万)から2005年までに300クロー(US$6617万)に拡大する見通しと言う。
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