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2003-12-12 ArtNo.32508
◆British Gas、ピパバブLNGプロジェクトの実行見送り
【ムンバイ】British Gas Company(BG)はグジャラート州Pipavavにおける見積もりコスト5億5000万米ドルの液化天然ガス(LNG)プロジェクトの実行を見合わせた。
ビジネス・スタンダードが12月10日消息筋の言として報じたところによると、BGはグジャラート州政府に以上の方針を伝えた。British Gas India(BGI)のNicole McMohan取締役(政策・法人業務担当)は同紙のEメールによる問い合わせに対し、現時点ではプロジェクトを実行せぬ方針を確認した。インドにおける旗艦プロジェクトを放棄する理由に関して同氏は「プロジェクトはBGIが手掛ける値打ちがなければならない」と語った。
石油業界アナリストらは、Petronet LNGのグジャラート州Dahejターミナル・プロジェクト、Shellのグジャラート州HaziraにおけるLNG輸入・再ガス化ターミナル・プロジェクト、RelianceのKrishna-Godavari海盆におけるガス開発が、BGIのピパバブLNGプロジェクトに先行し、肥料業界や電力業界の大口顧客と長期契約を結ぶのが益々困難になったためと見ている。
McMohan氏によると、インドは来年からそのエネルギー・ミックスにLNGを加えることから、BGIは依然としてLNG領域における役割を演じることができる。例えば、National Thermal Power Corporation(NTPC)は2008年から南部において250万トンのガスを購買するため入札を募集、BGIも同入札の資格審査書類を提出した。また親会社のBGはイランにおけるLNGサプライ計画に参加しており、同計画が稼働するならインドは主要なLNG供給源の1つになると言う。
BGIは、ピパバブLNGプロジェクトにこれまでに2000万米ドル近くを注入して来た。
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