2003-12-12 ArtNo.32502
◆スズキ、Auto Expoにトップ・エンド二輪車陳列
【ニューデリー】スズキは近く開催されるAuto Expo 2004にトップエンド・バイク隼/V-Storm/Banditやハイエンド・スクーターBurgmanを展示する。
エコノミック・タイムズが12月9日報じたところによると、スズキが2年前にTVSとの合弁を破毀して以来、インドに二輪車を展示するのは初めてのこと。世界最高速を誇る隼は1300ccエンジンを、スポーティー・バイクV-Stormは1000cc水冷DOHCエンジンを、それぞれ搭載、スクーターBurgmanは650ccエンジンを装備している。スズキ・オフィシャルによると、これらの製品の一部は完成車輸入され、インドで限定販売される。今回の展示の趣旨は、スズキの二輪車セグメントにおける強みをアピール、TVSとの提携解消後の空白を埋め、プレゼンスを再構築することにある。ちなみにTVSとの合意の下、スズキは2004年3月末までは、二輪車製品をインドで販売することができない。
スズキ・オフィシャルによると、インド二輪車市場復帰計画は、今やトップ・ギアで準備が進められている。恐らく115ccと125ccのバイクおよび同じエンジン・スペックのスクーターを先ず発売することになる。既に日本本社は現地調達するコンポーネントを承認、インド国内の下請け業者に各種コンポーネントの納入見積書の提出を求めている。これら3モデルはエンジンや他のプラットフォーム・スペックをシェアする。
ハリヤナ州Manesarにおける二輪車新工場の基礎工事は既に開始されており、一交替で年間12万台の生産を目指す。今年末までに試験販売を開始するが、商業生産が2004年6月以前に開始される可能性はない。
これ以前に地元企業Integra Overseas Ltdの51%のシェアを買収したスズキは、同社の社名をSuzuki Motor India Privateに改めた。スズキは同新会社を通じて二輪/三輪車及び関連製品の製造・組み立て・マーケッティング・販売・サービス・修理を手掛ける。スズキはインドにおける二輪車事業に1000万米ドルの投資を予定していると言う。
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