【ニューデリー】韓国の製鉄会社Pohang Iron and Steel Co(Posco:浦項製鉄)は9日、インドに製造拠点を設ける可能性を示唆した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが12月10日報じたところによると、インド産業連盟(CII:Confederation of Indian Industry)と韓国産業連盟(FKI:Federation of Korean Industries)が共催した『インド韓国経済サミット(India-Korea Economic Summit)』の会場で浦項の東南アジア/西アジア/中東代表主任Lee Min Su氏は、「長期的成長を配慮するなら浦項はインドにプレゼンスを築く必要があり、長期的コミットメントの方式には製造拠点を設けることが含まれる」と述べるとともに、「目下市場動向やその他の要因をモニターしており、具体的なコミットメントは同調査が完了した後になる」と補足した。
Lee氏によると、この種の製造拠点はインド国内の需要に応じるだけでなく、輸出市場のニーズにも応じる。つまりインドは長期的に域内の輸出ハブを務めることができる。浦項はインド市場に注目しており、インドにおけるサービス・ポートフォリオを拡張する用意がある。浦項は、インドでは、既存の業務以外に、“鉄鋼・鉄鋼関連ビジネス/鉱業/技術・ノーハウの交換”領域における業務拡張を検討している。少なからぬインド企業が浦項と接触しており、これらの企業にはSteel Authority of India Ltd (SAIL)とTata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)も含まれる。しかし如何なる領域でどれほど深い関係を築くかを明らかにすることはできないと言う。