SEAnews 2003-12-10 ArtNo.32485

【ブーバネスワル】インドの指導的なアルミナ及びアルミニウム輸出会社National Aluminium Company Limited (NALCO)は、このほど国際バイヤーと、カレンダー・イヤー2004年のアルミナ長期輸出契約交渉を妥結させた。
ビジネス･スタンダードが12月5日消息筋の言として報じたところによると、契約量は約75万トン。ＮＡＬＣＯは国際アルミナ市場の活況に乗じ、契約価格帯の最高レベルの値で契約することに成功したようだ。同輸出契約は2004年1－12月の間に実行される。この結果、ロンドン金属取引所(LME)の価格水準からしても今会計年度第4四半期の売上げは30クロー(US$662万)前後、次期会計年度最初の3四半期のそれは85クロー(US$1875万)前後に達するものと見られる。
ＮＡＬＣＯは2003年11月末までにアルミナ57万トンを輸出、今会計年度を通じて90万トンの輸出を目指している。ＮＡＬＣＯはオリッサ州Damanjodiに年間製造能力157万5000トン、世界第9位のアルミナ製錬施設を擁する。
ＮＡＬＣＯのC Venkataramana会長兼ＭＤによると、今会計年度には昨年実績を8％上回る3500クロー(US$7.72億)の売上げを見込んでおり、内輸出額が2000クロー(US$4.41億)に達する見通しだ。第1四半期の売上げは650クロー(US$1.43億)をマークしており、この点からも通年の目標は実現出来る見通しだ｡2002－03年の純益は521クロー(US$1.15億)を記録した｡