2003-12-08 ArtNo.32480
◆Orchid Chemicals、糖尿病薬の臨床試験を15日から開始
【チェンナイ】Orchid Chemicals & Pharmaceuticals Ltd(OCPL)は3日、傘下のBexel Pharmaceuticalsにより開発された抗糖尿病分子種“BLX-1002”の臨床試験を欧州で12月15日から開始すると発表した。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズが12月4日、OCPLの発表を引用し報じたところによると、BLX-1002はタイプ2糖尿病の治療ばかりでなく、肥満防止効果も発揮するユニークな経口活性低分子(orally active small molecule)。
欧州独立倫理委員会(EIEC:European Independent Ethics Committee)は、臨床前動物実験が成功したのを受けて、第1段階の臨床試験を許可した。第1段階の試験では糖尿病に対する治療効果の他、体重の増加傾向も検査、同検査は2004年4月末までに完了する。
OCPLは第2段階の臨床試験が完了した段階で、他社にBLX-1002のライセンスを売却する。海外における一層複雑な臨床試験には莫大なコストがかかることから、インドの製薬会社は、一般にその段階でライセンスを手放し、その種の試験を他社に委ねている。
これ以前にOCPLのK. Raghavendra Rao重役(MD)は、BLX-1002の第1段階の臨床試験のコストは約100万米ドルと語っていた。Bexel PharmaceuticalsはOCPLと米国拠点のBexel Biotechの合弁会社。
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