2003-12-08 ArtNo.32467
◆米国、インド産鋼より線に反ダンピング税/相殺関税
【ワシントン】米国商務省は、非公正取引を理由にインドから輸入される鋼より線(PC strand :prestressed concrete steel wires)に102%の反ダンピング税と63%の相殺関税を課す方針を決めた。
インディアン・エクスプレスが12月4日伝えたところによると、反ダンピング税はインドの他4ヵ国から輸入されるPCストランドにも課され、ブラジル産は最大119%、韓国産は54%、メキシコ産は77%、タイ産は13%。
ちなみに反ダンピング税と相殺関税を課すには、商務省による政府補助に関する最終判定以外に、被害に関する米国国際貿易委員会(USITC:US International Trade Commission)の認定を受ける必要が有る。
米国のPCストランド市場は凡そ1億9000万米ドルと見積もられ、米国鉄鋼業界は中国とアルゼンチンからの輸入もモニターしていると言う。
|