2003-12-05 ArtNo.32463
◆Nicholas Piramal、新抗癌剤の臨床試験準備
【ムンバイ】Nicholas Piramal India Ltd (NPIL)は来年までに新抗癌剤の臨床試験を開始する。
インディアン・エクスプレスが12月2日報じたところによると、NPILは新薬のリード分子(lead molecule)“NP102”の臨床前試験を集中的に進めている。半合成(semi-synthetic)カテゴリーに属するNP102は、癌の原因になる異常な細胞増殖を抑制する効果を発揮する。NPIL研究開発(R&D)センターにおけるネズミによる臨床前試験の結果、前立腺癌や白血病に関わる腫瘍細胞の増殖を抑制することが確認された。ドイツと米国においても一部の臨床前試験が進められている。
NPILの契約研究機関(CRO:contract research organisation)WellQuestを通じた試験も間もなく開始される。マハラシュトラ州Mumbai拠点のWellQuestは最近ブラジル当局から関係認可を取得した。
ちなみにNIPLは2003年9月期四半期に318.1クロー(US$7017万)の収入と、47.69クロー(US$1052万)の純益を計上した。
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