【ニューデリー】法人部門や一般消費者の旺盛な需要から2003-04年のパーソナル・コンピューター(PC)販売台数は昨年比30%成長、300万台の大台にのるものと予想される。
ビジネス・スタンダードが12月3日報じたところによると、情報技術製造業者協会(MAIT:Manufacturers Association of Information Technology)のVinnie Mehta常務理事はこのほど以上の見通しを語った。それによると、MAITは今年初め、通年のPC販売を昨年比18%増の270万台と予想したが、今日の市況からすれば、実際の販売台数は同予測を遙かに上回り、300万台を軽く突破しそうだ。
PCの国内販売は過去4四半期にわたり活況を呈している。インドのPC販売は2001-02年に11%のマイナス成長を記録した後、2002-03年には前年比37%増の230万台をマークした。
市場筋によると、PC販売は、テレコム/銀行/金融サービス/製造/情報技術(IT)対応サービス等の業界におけるITの普及により牽引されており、内外のPCメーカーは目覚ましい好業績を実現するものと予想される。
デリーをベースにするHCL InfosystemsのAjai Choudhry会長は、全てのセクターの販売が改善していると語った。同社の2003年6月期年商は2705.1クロー(US$5.97億)と、前年のほぼ2倍に拡大した。多国籍企業Acerも今年通年の売上げが、昨年に比べ最低100%アップ、330クロー(US$7279万)に達すると予想している。同社の消費者PCグループ主任Harish Kohli氏は、「消費者と法人部門の他、政府部門の購買も拡大している」と指摘した。