2003-12-03 ArtNo.32444
◆Tata Power/DMC、1千MWピットヘッド発電所を共同建設
【ムンバイ】Tata Power Company (TPC)はジャールカンド州Maithonの炭坑に1000MW(メガワット)のピットヘッド(坑口)発電施設を設けるため、近くDamodar Valley Corporation (DVC)と協力覚え書きを交換する。
インディアン・エクスプレスとザ・ヒンドゥーが11月29/30日伝えたところによると、Maithonプロジェクトの見積もりコストは3500クロー(US$7.72億)、70:30の負債/自己資本比率で建設され、1ユニット当たりの電気料は2ルピー未満と予想される。これまでDVC子会社のMaithon Power Ltdが同プロジェクトを手掛けて来た。ちなみに4ヶ月前にはTPCのライバル、Reliance Energy Ltd (REL)が同プロジェクトに強い関心を表明していたが、結局ガス・ベースのプロジェクトに専心する方針を決めた経緯が有る。
TPC取締役会は先週金曜の会議の席上、デュー・ディリジェンスの結果が満足の行くものなら、DVCとの覚え書き交換を認めることで合意した。TPCは向こう9-10ヶ月間に金融アレンジを行うが、取締役会はそれに先だって関係当局の認可を取得するよう指示した。TPCは2008年と2009年に2段階に分けて各500MWの発電施設を稼働させ、生産した電力はTala送電線網を通じ北部地区に供給する計画だ。TPCは国営送電会社PowerGrid Corporation of India Ltd(PCIL)と共同で1200クロー(US$2.65億)を投じ、Tala送電網を構築した。
TPCは現在そのライセンス地域に1794MWの発電施設を保持している他、ジャールカンド州Jojoberaに300MW、カルナタカ州Belgaumに85MW、カルナタカ州Wadiに75MWの発電施設を擁する。
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