2003-12-01 ArtNo.32423
◆統一ライセンス制度下に電話会社の半数が淘汰:ガートナー
【ニューデリー】セル式電話と基本電話サービスの統一ライセンス(unified licence)制度が導入されたのに伴って生じた新たな競争環境の下、既存テレコム・サービス・プロバイダーのほぼ半数が今後淘汰されるものと予想される。
ビジネス・スタンダードとインディアン・エクスプレスが11月28日報じたところによると、市場調査会社Gartnerは“India will attempt unified access”と題する最新レポートの中で以上のように見通している。Gartner UKのBhawani Shankarテレコム担当主任アナリスト及びGartner IndiaのKobita Desai主任アナリストによると、業界の整理統合は統一アクセス制度の自然の帰結であり、監督当局が先入観や一部の業者を利する偏向を除去しない限り、新たな成長の起爆剤としての効果は期待できない。
統一ライセンスは先見的制度ではあるが、決した平等な競争環境を醸成するものではなく、元々価格に敏感なセル式電話サービス市場の競争は凄惨なものにならざるを得ない。
インド電気通信監督局(TRAI:Telecom Regulatory Authority of India)はサークル内及びサークル間の整理統合を注意深く見守り、ビジネス規則や法律の適正な運用を確保する必要があると言う。
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