SEAnews 2003-11-28 ArtNo.32411

【ニューデリー】Jindal Stainless Ltd(JSL)は350クロー(US$7720万)を投じて既存溶解施設のキャパシティーを2004－05年までに50万トンに拡張、また付加価値の高い白銅硬貨の製造施設を設ける。
インディアン･エクスプレスが11月25日、ＪＳＬのArvind Parakh財務担当取締役の言として報じたところによると、12ＭＷ(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)のキャプティブ発電施設も1年内に稼働する。国内業務の拡張と同時に輸出にも力を入れており、取り分け東アジア市場の開拓に照準を合わせている。ハリヤナ州Hisarの工場には、生産拡張に伴う需要増に応じるため新たな酸素製造施設を増設する。鉄道、自動車、大型家電等の領域におけるステンレス･スチールの需要は旺盛で、成長の潜在性は大きい。
今会計年度上半期(2003/4-9)の輸出売上げは490クロー(US$1.08億)と、総売上げの46％近くを占めた｡同社の輸出比率は過去4年間に当初の12％から46％に拡大した｡また付加価値製品の売上げ全体に占める比率は2002－03年の60％から今年は65％に拡大する見通しだ｡熱間圧延キャパシティーも拡張、コイルの生産量は7－8トンから15トンに拡大されると言う。