SEAnews 2003-11-26 ArtNo.32399

【ニューデリー】今年初7ヶ月(2003/4-10)の二輪車販売は、モーターサイクルが引き続き成長基調を維持、スクーターがほぼ横ばい、モーペッドが下降線を辿る中、昨年同期(282万台)比10％増の310万台をマークした｡
デカン･ヘラルドが11月24日、インド自動車製造業者協会(SIAM:Society of Indian Automobile Manufacturers)の統計を引用し報じたところによると、今年初7ヶ月のモーターサイクルとステップスルーの販売台数は昨年同期比14.6％増の240万台、スクーターとスクータレットは同0.78％増の51万7000台、モーペッドは同14.5％減の17万9000台を記録した。二輪車販売は昨会計年度第4四半期以降、それ以前9ヶ月間の急成長から一転して鈍化傾向を辿って来た。こうした成長鈍化は主に昨年度のモンスーンの不順と付加価値税(VAT)導入の混乱に伴うものと見られる。しかし今年のモンスーンが順調だったことも有って、農村部の需要を背景に今会計年度第2四半期以降再び復調の兆しが生じた。
今年初7ヶ月の各社のモーターサイクルとステップスルー販売については、Hero Honda Motorsが昨年同期比15％増の100万台、Bajaj Autoが同14.6％増の57万5000台、TVS Motor Companyが同9％増の41万3000台、Yamaha Motorが同14.6％減の14万9000台、LMLが同182.1％増の11万9000台、Kinetic Engineering が同9.12％減の2万7363台、Royal Enfield Motorsが同0.02％増の1万4386台、Majestic Autoが6664台を記録した｡
今年初7ヶ月の各社のスクーター販売は、Honda Motorcycle and Scooter Indiaが昨年同期比113.8％増の16万台、Bajaj Autoが同35％減の13万6000台、TVS Motorが同77.6％増の11万3000台、Kinetic Motor Coが同10.5％減の5万4340台、Kinetic Engineeringが同38％増の2万6792台、ＬＭＬが同50.4％減の2万2900台、Majestic Autoが同48.3％減の2939台を記録した。
今年初7ヶ月の各社のモーペッド販売台数はTVSが昨年同期比5％減の14万1000台、Majesticが同30％減の2万3085台、Kineticが同46.3％減の1万5356台を記録した｡