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2003-11-26 ArtNo.32394
◆インド鉄鋼業界、世界市場の錯綜を概して楽観
【ニューデリー】インド鉄鋼業界は、引き続く中国の旺盛な需要と国内市況の活況に支えられ、世界貿易機関(WTO)の最近の異論の多い裁定にも関わらず、先行きを楽観している。またその設備拡張計画が何らかの兆候を示すものとすれば、一層自信を深めていると言えそうだ。
先週、WTOは、米国政府が2002年3月に導入した保護関税は違法との裁定を下した。米国が仮に同関税を撤廃しないなら、欧州連合(EU)の報復措置を招くことになる。
インディアン・エクスプレスが11月24日報じたところによると、インド鉄鋼大手は、米国が保護政策を維持したにしろ、それほど煩わされないもようで、世界鉄鋼市場の錯綜した情況に、悲喜こもごも、複雑な見通しを抱いている。
ほとんど全てのプレーヤーが、保護関税が撤廃されるなら新たな市場開拓の道が開けると見ている。冷間圧延コイル(CRC)及び亜鉛メッキ鋼板メーカーは、米国に新たな顧客を開拓できるとし、米国市場の門戸が開かれるならこれを開拓する準備ができているとしている。
こうした楽観的見通しは、国内生産能力の拡張により支えられている。2003-04年上半期(2003/4-9)の生産量は昨年同期比7.5%増の1750万トンを記録、輸出も37%増の265万トンをマークした。国内需要も拡大しているが、メーカーは、生産量を一層拡大、こうした需要に応じられると自信を抱いている。
Steel Authority of India Ltd (SAIL)/Tata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)/Ispat Industries/Jindal Iron & Steel Company-Jindal Vijay Nagar Steel Limited combine/Rashtriya Ispat Nigam Limited/Jindal Steel & Power Limited/Essar Steelを含むほとんど全ての鉄鋼会社が、向こう3-4年内に合計1200万トンの生産能力追加を予定しており、国内年産能力は現在の3200万トンから35%ほど拡大する見通しだ。
B K Tripathy鉄鋼相によれば、今日の鉄鋼ブームは、各社の見通しと計画を一変させた。1100万-1200万トンの追加キャパシティーの内550万トンは条鋼、残りは鋼板で占められる。アジア取り分け中国における鉄鋼消費見通しの上方修正を受けて、国内鉄鋼業界の設備拡張ラッシュが生じた。しかし米国が貿易障壁を取り除けば、国際鉄鋼価格が上昇する一方、日本や韓国方面との競争も過熱する見通しだ。政府は国内鉄鋼価格も一層上昇するものと予想していると言う。
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