SEAnews 2003-11-26 ArtNo.32390

【ムンバイ】フェデラル・エクスプレス・コーポレーション(FedEx)はマハラシュトラ州Mumbai空港に専用の通関施設を設ける問題を中央政府と協議している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月24日伝えたところによると、フェデックスのインド亜大陸担当Jacques Creeten重役(MD)は同紙に以上の消息を語った｡それによるとフェデックスは世界各地に独自のセキュリティー・システムや通関業務エリア等を備えた総合的なエクスプレス・クリアランス・ファシリティーを設けており、サービスの効率化を図る上からムンバイ空港にもこの種の専用施設を設ける問題をインド政府と協議している。ムンバイの施設はトロントやフィリピンのスービック湾あるいはドゥバイに設けられているものと類似したものになる見通しで、フェデックスの技術チームが既にインドを訪れ、現地調査を行っている。しかしどれほどの規模になるかは未定。先ず用地を確保し、その後で具体的計画を練ると言う。
一方、Rajiv Pratap Rudy民間航空相は去る11月6日にデリーのインドラ・ガンディー国際空港における2つのエクスプレス･ターミナルの開所式を主宰した。これらのターミナルはDHL Worldwide Expressとインド特急便産業評議会(EICI:Express Industry Council of India)が、それぞれ利用する。
DHL Indiaのカントリー・マネージャー、Chris Callen氏は同開所式の席上、チェンナイ、ムンバイ、バンガロールの空港にもエクスプレス・ターミナルを設け、4つのゲートウェイ戦略を展開する計画を披露した｡
ＥＩＣＩのTushar Jani会長も、同評議会がムンバイ空港に共同エクスプレス・ターミナルを設ける計画を明らかにした。それによるとインド空港局(AAI:Airports Authority of India)はＥＩＣＩのためにムンバイ空港に2600平米の土地を準備、ＥＩＣＩは同地に床面積5万2000平方フィートの施設を設ける計画と言う。