2003-11-24 ArtNo.32380
◆川崎、来年初からBajajバイクをフィリピン市場に投入
【ムンバイ】インドの主要二輪車メーカーBajaj Auto Ltd(BAL)の技術パートナーを務める川崎は、前者の製品をフィリピン市場に投入するための型式認定手続きを完了、来年初からフィリピンにおける輸入・販売を開始する。
ビジネス・スタンダードが11月21日、BAL幹部の言を引用し報じたところによると、川崎は、輸入量を決定するに先立って最終段階の市場調査を進めており、方針は向こう3週間以内に下される。BALは同方針決定後、バイクの輸出を開始する。当面、川崎の技術を採用したCaliberとWind 125が輸出されるが、将来はBALが独自開発したPulsarが輸出される可能性も有る。川崎商標で販売されるこれらのバイクは、フィリピンを皮切りにその後、他のアジア市場にも紹介される。Bajajバイクは川崎のロー・パワー・バイク・ポートフォリオに組み込まれることになる。
両社は、Kawasaki-Bajajバイクをアジア市場に輸出するためマーケッティング合弁会社を設ける可能性も検討している。
輸出に照準を合わせるBALは今会計年度上半期だけで昨年同期比62%増の3万5500台を輸出、ラテン・アメリカ、中国、インドネシアをフォーカス・エリアにしている。同社は目下ブラジルにおけるバイクの組み立てパートナーを物色していると言う。
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