2003-11-21 ArtNo.32368
◆年内にUS$44億発電EPC契約、資本財産業に恩恵
【ニューデリー】今会計年度末(2003/3)までに5000MW(メガワット)以上の発電事業に関わる、2万クロー(US$44.12億)余りのエンジニアリング/資材調達/建設(EPC)契約が発注されるため、その波及効果で資本財産業も活況を呈する見通しだ。
エコノミック・タイムズが11月19日報じたところによれば、中央電力局(CEA:Central Electricity Authority)筋は同紙に以上の消息を語った。それによると、1MW当たりの発電コストを4クロー(US$88万)とすれば、5000MWの発電事業コストは2万クローに達する。この内1万1500クロー(US$25.37億)は、ボイラーやタービンと言ったメインのプラント及び機械に投じられる。また大部分のプロジェクトは、National Thermal Power Corporation(NTPC)もしくは州電力局(SEB)により実行される。
地元のBharat Heavy Electricals Ltd(Bhel)の他、多国籍企業のAlstomやSiemensがその恩恵を享受する見通しだが、最近、多国籍企業のこの方面の活動が様々な理由でスローダウンしているため、Bhelは、この機に乗じてビジネスの大幅な拡張を図ることができそうだ。
Bhel筋によると、既に2万クローの手持ち契約を有する同社は、2004年1月までに2000MWほどの発電事業に対する設備機器納入契約をまとめあげ、その後別に2200MWほどの契約を手に入れられるものと見ている。目下最終段階の交渉が進められているEPCプロジェクトには、Seepat II発電計画(2×500-mw)/Kahalgaon発電計画(500mw)が挙げられ、この他の交渉中のプロジェクトには、Parli発電計画(250mw)/ウッタルプラデシュ州のUnchahar発電計画(210mw)/Kutch褐炭発電計画(75mw)が含まれると言う。
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