SEAnews 2003-11-17 ArtNo.32342

【ニューデリー】今年9月の工業生産指数(IIP)は、各部門の好調に支えられ6.5％の伸びを実現、昨年同月の6.2％の伸びを上回った｡
エコノミック・タイムズ、ビジネス･スタンダード、ザ・ヒンドゥー、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン･エクスプレス、デカン・ヘラルドが11月12／13日、中央統計局(CSO:Central Statistical Organisation (CSO)の暫定統計数字を引用し報じたところによると、9月にはＩＩＰの5分の4の比重を占める製造業が6.8％(7.6%)、電力が5％(-0.4%)、鉱業が4.4％(1.0%)、それぞれ成長した(括弧内は昨年同期の数字、以下同様)｡
この結果、年初6ヶ月(2003/4-9)のＩＩＰ成長率は5.8％と、昨年同期の5.4％を上回った｡年初6ヶ月の製造業成長率は6.3％(5.5%)、鉱業は4.2％(6.5%)、電力は2.9％(3.4%)を記録した。
用途に基づく分類(use-based classification)によれば、今年9月には消費財部門が6.4％(12.8%)、耐久消費財部門が8.2％(10.3%)、非耐久消費財部門が5.7％(23.8%)、資本財部門が9.1％(16.6%)、基本剤部門が5.9％(1.8%)、中間財部門が6.4％(2.0%)、それぞれ成長した。
また今年初6ヶ月には消費財部門が8.2％(8.2%)、耐久消費財部門が5.4％(6.3%)、非耐久消費財部門が9.1％(14.2%)、資本財部門が8.6％(9.4%)、基本剤部門が4.6％(4.9%)、中間財部門が4.2％(1.9%)の伸びを見た｡
今年9月には主要17業種中11業種がプラス成長を記録した｡中でも、製紙・紙製品産業／印刷出版関連産業は29.7％、輸送機器・同部品産業は22.6％、飲料・たばこ・関連製品は15.1％、木材・木製品産業／家具・備品は14.1％、基礎金属・合金産業は12.5％と、何れも好調な二桁成長を遂げた。
また、食品は7.9％、ゴム・プラスチック・石油製品・石炭製品は6.4％、輸送機器を除く機械・設備は5.2％、毛織・絹・人造繊維は4.9％、非金属鉱物製品は4.6％、いわゆるその他の製造業は2.1％と、穏やかな成長を見た。
しかしジュート及び綿を除くその他の植物繊維産業は－10.7％、綿繊維産業は－7.8％、機械を除く金属製品は－1.1％、既成衣料は1.2％、石油・石炭化学を除く基礎化学品は1.1％と不振だった｡