【チェンナイ】年商11億米ドルのコンピューター周辺機器サプライヤーLogitech Incは、インドに子会社を設ける準備を進めている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月14日報じたところによると、Logitech Hong Kong LtdのGavin Wu副社長(セールス&マーケッテイング)はこのほど記者会見し以上の消息を語った。それによると1990年からインド市場にその製品を投入、90年代末に連絡事務所を設けた同社は、このほどRahul Bindal氏をインドのカントリー・マネージャーに指名、2004年初までに子会社をオープンする方針を決めた。
これまで同社はインドにキーボード、マウス等のコンピューター・アクセサリーを紹介して来たが、近く携帯電話用ヘッドセットを発売する。同社は以前は相手先商標製造業者(OEM)市場に主に製品を供給して来たが、今ではOEM向けは量で全体の45%、額では17%を占めるに過ぎず、営業額の83%がエンド・ユーザー向け小売り販売で占められている。Wu氏は「OEM市場向けのボリューム供給は単価を引き下げ、小売市場におけるプレゼンス強化、ブランド・イメージの構築に役立つ」と指摘した。またパーソナル・コンピューター(PC)ユーザー間のメッセージ交換の流行で、最近はPCカメラの売れ行きが好調と言う。