1995-09-21 ArtNo.3234
◆<星>シンガポール・エクスチェーンジ・センター計画流産も
【シンガポール】シェントン・ウェイにおけるシンガポール・エクスチェーンジ・センターの開発計画が、2億Sドルを超える開発税支払いに直面、流産する可能性が囁かれている。
プロジェクトはICBビルディングと、隣接するシンクワン・ハウスを改装後セントラル・ポディアムで連結しようと言うもので、UOB(大華銀行)が昨年9月に計画を発表した際は4000万~5000万Sドルの通常の開発税が課されるものと見積もっていたようだ。しかし都市再開発局(URA)の新規則の下、賃借した国有地の集約的な再開発にはディファレンシャル・プレミアム条項が適応されることになった。また最近URAが入札にかけたチャイナ・スクェアーの用地にストレーツ・スチームシップ・ランド(SSL)が記録的な3億2900万Sドルで応札したことから、ディファレンシャル・プレミアムの評価基準も引き上げられた。SSLの応札価格を基準にすればシンガポール・エクスチェーンジ・センターの開発税は2億~2億5000万Sドルになるが、UOBと、シンクワン・ハウスを所有するシンガポール・ランドは目下通常の開発税を適応するよう当局に陳情していると言う。(BT:9/19,ST:9/20)
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