2003-11-14 ArtNo.32327
◆Orchid、中国合弁会社に活性製剤成分の供給開始
【チェンナイ】Orchid Chemicals & Pharmaceuticals Ltd(OCPL)は昨年、華北製薬(NCPC:North China Pharmaceutical Corporation)と50:50の対等出資で中国に設立した合弁会社NCPC Orchid Pharmaceuticals(NOP)に対する活性製剤成分(API:active pharmaceutical ingredient)の供給を開始した。
エコノミック・タイムズが11月11日伝えたところによると、合弁会社NOPは独自の製造施設を設け、今年9月から操業を開始、OPCLはそれ以来同合弁会社に200万米ドル相当のAPIを既に供給している。合弁会社NOPはAPIから製造した製剤を中国国内市場に供給している。
OCPLのK Ragahvendra Rao重役(MD)によると、2004年3月末までに中国合弁会社とのビジネスは800万~1000万米ドルに達する見通しだ。中国ビジネスはこれ以前からOCPLの売り上げの40%に貢献しており、NOPとのビジネスはそれに上乗せされる。OCPLはNOPだけのために5つの新製品を準備。NOPはこれらの新製品を中国で販売しているが、市場の反応は極めて良好である。同合弁事業の投資額は2500万米ドルで、OCPL自身の出資額は500万米ドル。
NOPは、OCPLの今会計年度(2003-04)下半期のトップ・ラインとボトム・ラインに大きく貢献する見通しだ。OCPLの上半期の売り上げは53%、税引き利益は156%の成長を見た。こうした成長は主に設備能力の拡張と製品ミックスの最適化を通じて実現された。下半期には中国ビジネスに加え、製剤子会社も業績に貢献する見通しで、後者の売り上げは今年末までに125クロー(US$2757万)に達するものと見られる。また昨年第3四半期に買収したMano Pharmaの売り上げは、今会計年度末までに昨年度の26クローから55クロー(US$1213万)に倍増、Mano Pharmaを除く国内における製剤売り上げは45クロー(US$993万)に達するものと予想される。また規制の厳しくない海外市場向け製剤の輸出売り上げは約25クロー(US$551万)と見積もられる。
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