【アーマダバード】グジャラート州政府が所有するGujarat State Petroleum Corporation(GSPC)は11日、傘下の子会社3社Gujarat State Petronet Ltd(GSPL)/Gujarat Info Petro Ltd(GIPL)/Gujarat State Fuel Management Company(GSFMC)をそれ自身に合併する方針を決めた。
エコノミック・タイムズが11月12日報じたところによると、GSPC取締役会は、発電子会社Gujarat State Energy Generation Company Ltd(GSEG)を合併することは見合わせた。
消息筋によると子会社3社を合併した後、GSPCは公開公募を通じ、発行市場で新資金を調達するものと見られる。GSPCは一群の子会社を合併し年商1800~2000クロー(US$3.97億-4.41億)のエネルギー企業になることを計画して来た。
ガス輸送を手掛けるGSPLは、グジャラート州内に2200キロのガス・パイプ網を敷設する計画に取り組んでいる。同社は液化天然ガス(LNG)がグジャラート州の岸壁に陸揚げされるまでにガス・パイプライン網を補強せねばならず、そのために多額の資金を必要としている。これに対してGIPLは同州内の指導的広帯域サービス会社として知られ、燃料取引とコンサルティング・サービスを手掛けるGSFMCは燃料油のオンライン取引市場も設けている。
観測筋によれば、合併は、GSPC子会社間の密接な共同作業を可能にし、GSPCはまた子会社の減価償却利益を享受できる。GSPCは、カナダ企業Niko Resourcesとの67:33の合弁事業、Haziraの石油/ガス生産に大きく依存している。Haziraのガス埋蔵量は2002年6月時点で19.9BCMと見積もられている。
Hazira鉱区/Tarapur鉱区/Cambayオフショア海盆鉱区における多くの油井掘削を計画するGSPCは、Tarapurガス鉱区の開発ではHindustan Oil Exploration Company (HOEC)と50:50の合弁を、Cambayオフショア海盆鉱区14ブロックの開発ではGas Authority of India (GAIL)と60:40の合弁をそれぞれ組んでいる。GSPCはKrishna-Godavari石油・ガス鉱区の開発にも期待を寄せているが、同鉱区の探査・開発には400~500クロー(US$8823万-1.1億)を投資する必要がある。同社はまた新探査ライセンス・スキーム下の最近の入札で、新たに3つの石油・ガス探査鉱区を獲得した。