SEAnews 2003-11-14 ArtNo.32316

【ハイデラバード】Blue Star Infotech (BSI)は組み込みソフトウェア及びエンジニアリング･サービスを日本企業に売り込む、日本市場開拓戦略に着手した｡
エコノミック・タイムズが11月11日報じたところによると、Blue Starグループの一翼を担うＢＳＩのSudhir Gera副社長(ﾏｰｹｯﾃｨﾝｸﾞ)は同紙に以上の消息を語った｡それによると、日本企業の個別な需要、取り分けインドのソフトウェア･サービス・プロバイダーに対する需要に照準を合わせ日本市場を開拓する。消費者用電子製品、テレコム、無線、医療機器、産業自動化等の領域が主要なフォーカス･エリアになる。1年以上にわたり日本市場の研究を進めて来た同社は、十分準備を整えており、日本企業が欲する特定の製品／サービスを提供できる。これらには組み込みソフトウェアに関わる開発、プロセッサー技術、開発／モデリング／デザインを含む総合的システム開発、OSインターナル、分散計算論(Distributed Computing)が含まれる。
ＢＳＩは今月日本で催される組み込み総合技術展『Embedded Technology 2003』に出展、その専門ノーハウを披露する。
現在ＢＳＩはスカンジナビア諸国のソフトウェア会社やテクノロジー企業にワイヤレス領域の高付加価値製品開発サービスを提供しており、シンガポールとオーストラリアにおけるこの方面のビジネス機会も探っている。
市場調査会社ＩＤＣによると、日本の情報技術(IT)市場は2004年までに540億米ドルの規模に達する見通しだ｡ハードウェア面では先進国の日本もソフトウェア領域では遅れをとっており、インドのソフトウェア専門家やソフトウェア企業のビジネス機会が存在する。
ＢＳＩは東京に拠点を設けたインドのシステム統合会社Savy Infotechと手を携え、ヒューレット・パッカードの日本市場開拓プロジェクトに参加、日立メディコ(Hitachi Medical Corporation)のための共同プロジェクトも手掛けている。
ＢＳＩの2003年9月期第2四半期の営業額中53％は北米、17％は欧州、16％はインド国内、14％はアジア太平洋地域における売り上げで占められた。