2003-11-14 ArtNo.32313
◆10月のCTV販売120万台マーク、在庫切れで供給逼迫
【ニューデリー】ヒンドゥーの祝日Diwaliやその他のフェスティバルが重なったことも有って今年10月のカラー・テレビジョン(CTV)販売は予想を大幅に上回る120万台をマーク、このため店頭ストックが一掃され、取り分けフラットTVの供給不足が生じている。
ビジネス・スタンダードが11月12日報じたところによると、フェスティバル・シーズンに先立って業界はフラットTVはCTV販売全体の10%を占めると予想していたが、実際には15~20%に達した。結婚シーズンの到来、豊作、ボーナス支払いの遅れ等で、11月の販売も75万台に達すると予想されることから、早急に在庫の穴を埋める必要がある。取り分け輸入モデルの供給不足が深刻で、ほとんど全量を輸入に依存しているフラットTVブラウン管の手当てに業界は腐心している。
LG Electronics India Ltd消費者用電子製品部門のC B Singh主任は、「Diwaliの予想以上の需要で在庫が干上がったが、フラットTVブラウン管は輸入に依存しているため、補充には時間を要する」と語った。
通常、CTV業界は30日分、50万台の在庫を保持しているが、Diwali後の在庫水準は25万台に半減したものと見られる。
消費者用電子/TV製造業者協会(CETMA:Consumer Electronics and TV Manufacturers Association)のSuresh Khanna理事長は、「需要の急増でCTV業界はDiwaliの当日さえ徹夜の操業を強いられた。在庫は大幅に縮小し、CTV産業は今や波に乗っている」と語った。
デリーにおけるメーカーらの最近会議で語られたところによると、DiwaliシーズンのCTV販売は120万台をマークしたものと見られ、11月にも70万~75万台が販売されるとすれば、カレンダー・イヤー2003年の販売台数は825万台に達する。これは昨年の670万台を23%前後上回る。国内経済の堅調と農村需要の拡大から2004年には1000万台の大台に乗る可能性が有り、同目標の実現は決して困難ではないと言う。
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