SEAnews 2003-11-12 ArtNo.32306

【ムンバイ】インド国内におけるニッケル・カソード価格は、予想された通り先週700ルピーのレベルに達した｡
インディアン･エクスプレスが11月7日、トレーダー筋の言を引用し報じたところによると、ロンド金属取引所(LME)の価格が堅調な上、国内ステンレス・スチール業界の需要が引き続き強いことから、マハラシュトラ州Mumbai市場におけるニッケル価格は6日10キロ当たり705ルピーをマークした。
ＬＭＥにおけるニッケル価格は先週水曜、心理的上限と目されていた1万2000米ドルを突破した。国内及び海外市場の需要が堅調なことから今後一層の値上がりが予想されている。
ムンバイ市場における10キロ当たりニッケル価格は、2003年1月1日の482ルピーから705ルピーに約46％上昇、ＬＭＥのそれは2003年1月のトン当たり1万118米ドルから先週水曜の1万2040米ドルに66％アップした。これは主に来年及び2005年に供給が一層逼迫するとの予想に伴うもの。