【ムンバイ】ニチレイはインドですり身を製造するため、ケララ州Cochin拠点の地元企業Castlerock Fisheries Ltd (CFL)と合弁契約を結んだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月11日伝えたところによると、ニチレイのアオキ・トシオ重役(海事製品部門GM)とCastlerock Group of CompaniesのManu Mahtani氏はこのほど関係協定に調印した。プロジェクト・コストは200万米ドルと見積もられ、これには日本のFukoku Kogyo Co Ltdからの機械設備を購入する費用が含まれる。ニチレイは新協定の下、製品を全量買い取り、日本や世界市場におけるマーケッティングを引き受ける。CFLは向こう3年間に魚のすり身約1万8000トン、4500万米ドル相当をニチレイに供給する。すり身はカマボコや模造蟹肉の原料として用いられる。
CFLは最近10クロー(US$221万)を投じマハラシュトラ州Talojaに新工場を設置したが、同工場は欧州連合(EU)によりインドにおけるベスト・プラントの折り紙をつけられた。CFLは今回の3年契約を通じ、ニチレイから技術ノーハウの提供を受ける。