2003-11-10 ArtNo.32297
◆9-11月の工業生産5.2-6.2%成長:IEG予測
【ニューデリー】今年9-11月期の工業成長率は、農業生産の拡大が見込まれることから5.2-6.2%に達する見通しだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズが11月7日伝えたところによると、経済成長研究所(IEG:Institute of Economic Growth)は、その最新レポートの中で順調な雨期に伴う農業生産の成長に加え、非食品産業融資の拡大が、工業部門の復調を加速するものと予想している。それによると工業生産指数(IIP)は9月に5.2%、10月に5.7%、11月に6.2%の伸びが見込まれる。IIPのこうした成長加速は主に9月の中核部門成長率が昨年同月の2.2%から5.9%に加速したため。
工業生産の伸びは8月には、昨年同月の6.2%から5.2%に鈍化した。IEGは8月の成長鈍化は一時的現象と述べている。8月には鉱業、製造、電力部門の成長が軒並み鈍化した。
今年第1四半期(2003/4-6)の農業生産の成長率は、昨年の不純な雨期の余波で1.7%に鈍化した。今年の良好な雨期に伴う農業生産の成長と国内総生産(GDP)の成長加速は、第3四半期になって初めて顕在化する見通しと言う。
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