【コルカタ】Haldia Petrochemicals Ltd(HPL)の法人債務再編(CDR)パッケージを立案するため3抵当権集団(institutional lenders)及び2銀行の代表から成る『5人組債権者委員会(five-member lenders' committee)』が組織された。
エコノミック・タイムズが11月1日報じたところによると、『5人組債権者委員会』には、Industrial Development Bank of India(IDBI)/Industrial Credit and Investment Corporation of India(ICICI)/Industrial Finance Corporation of India(IFCI)/State Bank of India(SBI)/Allahabad Bankの代表が名を連ねている。ちなみにHPLは20以上の債権者を有する。
HPLの債務再編計画に関与する金融機関オフィシャルによると、5人組委員会は先ずHPLが返済可能な債務の額を算定することになるが、その額は恐らく3000~3500クロー(US$6.62億-7.72億)と見積もられる。現在HPLの資本ベースは1153クロー(US$2.54億)、負債総額は4500クロー(US$9.93億)にのぼるため、HPLプロモーターは、1000クロー(US$2.206億)ほどの新資本を追加するよう求められる見通しだ。
IDBIは1年ほど前に700クロー(US$1.54億)の新資本を追加するよう求めたが、プロモーターのChatterjee Groupはこれに対して468クロー(US$1.03億)の新資金を注入することを提案した。同468クローには、新たな戦略パートナーGAIL Indiaが注入するはずの200クロー(US$4412万)が含まれていた。
HPLのプロモーターはまた平均約17%のローン金利を8%に引き下げるよう求めているが、某銀行幹部は「最優遇貸出金利以下に引き下げることはできない」と指摘した。現在最優遇貸出金利は11%のレベルになっている。
一方、債務再編委員会は数日前に催した会議の席で、HPLプロモーターが求める約400クロー(US$8823万)の債務抹消案を棄却した。
銀行界筋によると、債務再編委員会傘下の5人組委員会は1ヶ月以内、したがって12月中に債務再編案を立案する見通しだ。HPLは去る10月22日に中央銀行傘下の法人債務再編会議に支援を求めたが、中央銀行の規則の下、法人債務再編会議は90日以内に再編パッケージを準備せねばならないと言う。