2003-11-05 ArtNo.32262
◆Reliance Info、統一免許制に向け総合通信サービス準備
【バンガロール】インド政府がセル式電話と基本電話(制限付き移動体通信を含む)サービスの統一ライセンス制に向け動き出したのに励まされ、Reliance Infocomm Ltd(RIL)は、企業向けの高速データ通信サービスから家庭向けのインターラクティブTVサービスまでを包含した総合的な通信サービスをマンモス・スケールで提供する準備に乗り出した。
エコノミック・タイムズが11月3日報じたところによると、RILの計画はインド通信市場の伝統を打破し、新時代を開くものと見られる。RILのPrakash Bajpai社長によると、突然生じた制度改革に伴い、市場競争の火ぶたが切られるものと見られる。RILは2ヶ月以内にカルナタカ州Bangaloreを初めとする10都市で法人向け広帯域データ・サービスを開始する。新サービスには通常の電話、データ通信、100メガビットのインターネット・アクセスが含まれる。
RILのこうした動きは、BSNL/Bharti/Tata Tele/Dishnet DSL等、主要広帯域サービス業者に脅威を及ぼすものと見られる。RILは既に全国62都市を結ぶ光ファイバー・ケーブル網を構築しており、同ネットワークが同社の広帯域サービスをサポートすることになる。
Bajpai氏によると、18ヶ月以内に全国の170万棟のビルが広帯域ネットワークによりリンクされる。個々の契約者の門口に至るいわゆる最後の1マイルの接続については、ワイヤレス技術を応用する。
第3段階では、高速インターネット、インターラクティブTV、ビデオ・ゲーム、ケーブルTVサービスが一般家庭に提供される。これらのサービスの試験運転は既に成功していると言う。膨大なネットワーク・インフラ、500万人の契約者ベースが様々な可能性を追求できる有利なポジションをRILに提供している。
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