2003-11-05 ArtNo.32255
◆Tisco、第2四半期純益US$8892万、101%アップ
【ムンバイ】Tata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)の今年第2四半期(2003/7-9)の純益は昨年同期の200.66クローから403.1クロー(US$8892万)に101%拡大した。
ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレス、ザ・ヒンドゥー、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月31日伝えたところによると、価格実現率の向上とコスト削減が好業績の主因。第2四半期の純売り上げは2612.99クロー(US$5.76億)と、昨年同期の2078.82クローから25.7%アップした。しかし製品のボリューム販売は10%の伸びにとどまった。この点からもユニット当たりの価格実現率の向上が窺える。同社の増益の約60%は製品価格の値上がりに由来している。第2四半期にはその他の収入も昨年同期の14.4クローから56.4クロー(US$1244万)に300%ジャンプした。
今年上半期には、大部分のプラントが定期保守のため操業を停止した。このため下半期の稼働率は一層高まる見通しだ。国際鉄鋼価格も強化しているため、下半期にはさらなる業績の改善が見込まれる。
一方、Tiscoは、スリランカ拠点の年産1万5000トンの伸線(wire drawing)製造会社Masconsを約3クロー(US$66万)で買収した。TiscoのB Muthuraman重役(MD)によると、これは国際市場進出の第一歩で、同社はジャールカンド州Jamshedpurに築いた鉄鋼コンプレックスの枠から抜け出し、国際舞台進出を志向していると言う。
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