2003-11-05 ArtNo.32253
◆信用格付け会社、今年のGDP成長率を7.1%に上方修正
【ニューデリー】信用格付け会社Credit Rating Information Services of India Ltd(CRISIL)は、順調なモンスーンを好感し、今年(2003-04)の国内総生産(GDP)成長率を7.1%に上方修正する一方、財政赤字が目標防衛ラインを上回り、輸出成長も低調にとどまる可能性を指摘した。
エコノミック・タイムズが10月30日/11月1日、Crisilの年間中間レポートを引用し報じたところによると、2003-04年の農業は7.3%、工業は6%、サービスは7.5%の成長が見込まれる。しかし輸出成長率は目標とする12%を下回る10%にとどまり、ルピーの対米ドル相場は1米ドル=45-46ルピー前後を推移するものと見られる。
財政赤字は政府が目指すGDPの5.6%を上回る5.8%のレベルに達し、インフレ率は2002-03年末の2.9%から4.8%のレベルに高進する見通しだ。しかし金利は、今年の残る期間も現状レベルに維持されるものと見られると言う。
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