2003-11-03 ArtNo.32238
◆家禽会社Venkateshwara、バイオテック領域に進出
【プネー】年商1200クロー(US$2.65億)の地元家禽会社Venkateshwara Hatcheries Ltd(VHL)は、将来の成長領域として注目されるバイオテック部門に参入した。
エコノミック・タイムズが10月31日伝えたところによると、VHグループの旗艦、年商300クロー(US$6617万)のVenky's India (VIL)は米国拠点のSpecialty Enzymes and Biochemicals (SEB)と、家禽/ヒト/牛を対象にした酵素ベースの製品を生産する合弁会社Venky's SEB Enzyme Research Companyを設立した。VHLはまた独自に大型家畜の口蹄疫(FMD:Foot and mouth disease)治療用ワクチンの生産を専門に手掛ける新部門BV Biologicalsを設立、マハラシュトラ州プネー近郊Hinjewadiのバイオテック・パーク内にワクチン製造工場を新設する準備を進めている。
VHグループのAnuradha Desai会長によると、バイオテック・パーク内に設けるワクチン製造工場のコストは30クロー(US$662万)で、年間6000万ドースのワクチン製造能力を備える。
Venky's SEB Enzyme Research Centreは家禽用のカスタマイズされたソリューションの提供を目指す。BV Biologicalsの最高経営者(CEO)を務めるVILのOP Singh重役(GM)によると、同合弁会社の最初の製品は11月8日に発売される。当面は家禽用診断治療法(diagnostic therapeutic)の開発を手掛けるが、その後ヒト用滋養強壮剤の製造、そして最終的には酪農製品の製造に進出する。同社が開発した8製品の商品化が既に準備されている。
創業者のVic Rathi社長に率いられるカリフォルニア州拠点の年商1800万米ドルのSEBは、天然物から総合的な産業用酵素を開発する事業を手掛け、年商65クローの姉妹会社Advanced Biochemicalsはマハラシュトラ州内のThaneとNashikに工場施設を設けている。VILはAdvanced BiochemicalsのThane/Nashik工場から原料を調達している。
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