SEAnews 2003-10-31 ArtNo.32231

【ニューデリー】モーターサイクル･セグメントの2004－07年の間の複合年間成長率(CAGR:compounded annual growth rate)は11.5％と、これまで同様二輪車産業全体の成長率を上回る見通しだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月27日報じたところによると、信用格付け会社Investment Information and Credit Rating Agency (ICRA)はインド自動車産業に関する報告書の中で、モーターサイクル販売台数は2004会計年度の425万8054台から2007会計年度の590万451台に拡大、二輪車全体の販売台数は同期間に540万2280台から695万7715台にCAGR9％の成長を遂げると予想している。同予測は二輪車販売全体に占めるモーターサイクルの比率が一層拡大することを暗示しており、かつて二輪車市場の圧倒的シェアを占めたスクーターの成長率は僅かなものにとどまる見通しだ｡また中期的にモーペッドのシェアが一層縮小するものと予想されている。
農村需要、消費税構造、価格等の要因が今後二輪車産業にプラスに作用するなら、2004－07年の間に二輪車産業全体でCAGR10~12％、モーターサイクルに限っては同14－15％の成長が記録される可能性も有る。
二輪車産業の収益性も引き続き健全な水準が維持されるものと見られる。二輪車産業純益のＣＡＧＲは1997－2002年の間に12％をマーク、モーターサイクル、スクータレット、自動変速スクーターの好調な売れ行きが、こうした健全な成長を支えたと言う。