2003-10-31 ArtNo.32227
◆Lifecare Innovations、カラアザール特効薬発売
【ニューデリー】Lifecare Innovations Pvt Ltd(LIPL)は、致命的なカラアザール(Kala-Azar:内臓リーシュマニア症)及び深在性真菌症(systemic fungal infections)の新特効薬“Fungisome”を、既存治療約の“Amphotericin B”を遙かに下回る価格で発売した。
インディアン・エクスプレスが10月27日報じたところによると、LIPLは特許権保持者のNational Research Development Corporation (NRDC)から新薬のラインセンスを取得した。新薬の開発プロジェクトは、生物工学局(department of biotechnology)の資金援助下に、デリー大学(Delhi University)生化学学部とマハラシュトラ州Mumbai拠点のKEM Hospitalの合同研究チームが手掛けた。
LIPL創設者(MD)で同合同研究チーム主任のDr JN Verma氏によると、従来の治療薬Amphotericin Bは、心臓や腎臓に回復困難な障害を生じさせる恐れがあり、治療代も1500万~2000万ルピーにのぼる。これに対してFungisomeは低コストなばかりでなく、深刻な副作用を伴わないと言う。
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