2003-10-31 ArtNo.32224
◆Tata PowerのONGCとのガス購入交渉、価格問題で膠着
【ムンバイ】Tata Power Company(TPC)のOil and Natural Gas Corporation(ONGC)とのガス購入交渉は、価格を巡る意見の対立から膠着状態に陥っている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月28日報じたところによると、アナリストらはTPCとONGCの交渉が暗礁に乗り上げたことは、目下進められている他のガス・サプライヤーとバイヤーの交渉の行方を暗示しており、ガスの合理的価格の規準を示すことの困難さを窺わせると評している。
TPCはマハラシュトラ州Trombayの火力発電所の燃料需要を満たすためONGCが西海岸沖合で経営する小規模油田から日量250万立米の天然ガスを購入する交渉を今年3月以来進めている。
ONGCは、1MMBTU(million metric British thermal units)当たり3.5~3.75米ドルの価格をオファーしているが、TPCは3~3.25米ドルの価格を提示、今のところ双方妥協する姿勢を見せていない。TPC筋は理想的価格は2.25米ドルで、3.5-3.75米ドルはあまりに高すぎるとしている。
業界筋によると、インド国内におけるガス取引では、ガス価格の曖昧さが、交渉の進捗を阻害しており、合理的価格とは一体何かが論争の焦点になっていると言う。
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