【ニューデリー】フェスティバル・シーズン到来に伴い大手ブランドが農村や郊外に大挙進出、小規模プレヤーがディスカウントでこれに対抗したことからカラー・テレビジョン(CTV)の前代未聞の値下がりが生じている。
ビジネス・スタンダードが10月23日伝えたところによると、地元ブランドCTVは今や14インチが3600ルピー、20インチが6000ルピー、21インチが6200ルピーで販売されており、ほんの3ヶ月前に14インチCTVが5000ルピー、21インチCTVが8000ルピーで売られていたことを考えると隔世の感が有る。
LG ElectronicsカラーTV部門のCM Singh主任によると、同社のCTVの70%が農村部で販売されているが、パンジャブ州やウッタルプラデシュ州では、強力な販売網を有するローカル・プレーヤーの値下げ攻勢に直面していると言う。
消費者用電子/TV製造業者協会(CETMA:Consumer Electronics and TV Manufacturers Association)筋によると、CTV業界は9月には、地元業者から95万ユニットのカラー・ブラウン管を購入した。一部のハイエンド製品は輸入されおり、加えてクリケット・ワールド・カップ期間後の不振に伴う在庫も存在する。これらを総合すると市場に供給されたCTVの数は110万~130万ユニットと見られる。CTV業界はこの1ヶ月間に少なくとも100万ユニットのCTVを販売する必要があると言う。