2003-10-27 ArtNo.32195
◆JISCO/JVSLとの合併で、US$9.8億鉄鋼会社誕生
【ムンバイ】Sajjan Jindal 氏に率いられるJindal Iron and Steel Company (JISCO)の取締役会は21日、その鉄鋼ビジネスをJindal Vijaynagar Steel (JVSL)と合併すること、ICICI Securities及びRSM & Coを事業再編計画のコンサルタントに、Deloitte Haskins & Sells及びICICI Securities Ltdをバリュアーに、それぞれ指名することを承認した。
インディアン・エクスプレス、ザ・ヒンドゥーが10月22日、JISCOのボンベイ証取(BSE)への報告を引用し伝えたところによると、事業再編の趣旨は投資ポートフォリオを鉄鋼ビジネスから分離することにある。アナリストによると、これに伴いJISCOは投資持ち株会社に変身、JVSLは鉄鋼ビジネスに専心する見通しだ。
これはRatan Jindal氏に率いられるJindal Strips Ltdがそのステンレス・ビジネスをJindal Stainless Ltdに合併し、それ自身は投資持ち株会社に変身、後者がステンレス製造ビジネスを専ら手掛けることになったのと軌を一にしている。ちなみにSajjan Jindal氏とRatan Jindal氏は、何れもO P Jindal氏の子息。
ビジネス・スタンダードが10月23日報じたところによれば、JiscoとJVSLの合併により、年商4500クロー(US$9.81億)、資本金1644クロー(US$3.59億)前後の鉄鋼会社が誕生することになる。
JISCOの2003年9月期第2四半期の純益は45.46クロー(US$991万)と、昨年同期の15.26クローに比べ197.90%ジャンプ、売り上げも昨年同期の77.21クローから163.22クロー(US$3559万)に、111%増加した。
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