2003-10-27 ArtNo.32192
◆スズキ、インド二輪車事業参入を2005年秋に延期
【浜松/東京】スズキはインド二輪車市場参入の時期を当初予定していた2004年から2005年秋に延期した。
エコノミック・タイムズとヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月21/22日伝えたところによると、Maruti Udyog Ltd(MUL)会長も務め、最近インド二輪車事業を委ねられた中西眞三常務(海外四輪営業本部長)は、このほど以上の消息を明らかにするとともに、「遅延は手続き上の問題」と付言した。
中西氏によると、スズキは外国投資促進局(FIPB)から二輪車事業への1000万米ドルの投資を認められているが、投資額は一層大きな額になる見通しで、生産品目にはモーターサイクルの他、スクーターが含まれる。当初の年産能力は10万台。しかしハリヤナ州に設けられる新工場は、インド国内のみをターゲットにしており、輸出は手掛けない。スズキはすでにインドネシア、タイ、マレーシアを含むアジアの複数の地に二輪車製造施設を設けているため。
最初のモーターサイクル・モデルは、インド国内で最も需要の大きい110-125ccのエグゼクティブ・セグメントになる。
ホンダ、ヤマハ、カワサキと言ったプレーヤーが、既にプレゼンスを築いているインド二輪車市場における同社の見通しに関して中西氏は、「先ずはプレゼンスを築き、その後ナンバー・ワン、もしくはツーの座を目指す」と語った。
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