| 
 
	2003-10-22 ArtNo.32188 
	◆STマイクロ・インディア、新プロセッサー・チップ開発 
	【ニューデリー】イタリアのマイクロエレクトロニクス・メジャー、STMicroelectronicsがウッタルプラデシュ州Noidaに設けたデザイン・センター、STMicroelectronics India(STMI)は、携帯端末を通じた音楽の再生、写真撮影、ビデオの録画、リアルタイム双方向のビジュアル・コミュニケーション等を可能にする新ファミリーのアプリケーション・プロセッサー・チップを開発した。 
  インディアン・エクスプレスが10月21日、STMIのPradeep Kumar重役(MD)及びVivek Sharma取締役(R&D担当)の言として報じたところによると、“Nomadik”と命名された同プロセッサーは2.5/3G携帯電話、PDS(personal digital assistants)、マルチメディア機能を備えたその他のワイヤレス製品、さらには自動車用マルチメディア製品に用いることができる。 
  Nomadikは、ハードウェアとソフトウェア間の最適なチップ・パティション技術により電力消費を抑制できる。加えて、従来の低電力消費相補型金属酸化膜半導体(CMOS:Complimentary Metal Oxide Semiconductor)技術及び低電力消費デザイン・ノーハウもコンバインされているため、電力の消費は最低限に抑えられる。 
  ARM926 (Advanced Risc Microprocessor)が新チップの中核技術を成し、プログラマブル・スマート・アクセラレーターも採用されている。 
  これまでに200クロー(US$4361万)が投じられたインド・デザイン・センターは、マルチ・スタンダード・オートマチック・トール・アプリケーション用コンプレックス・ミクス・シグナル・チップ“BBJANUS”の開発にも携わっていると言う。 
 |