SEAnews 2003-10-22 ArtNo.32182

【北京】インドの中国向け鉄鋼製品輸出が今年初6ヶ月間に1452％の成長を遂げる中、両国の主要鉄鋼メーカーは、相互協力を促進する狙いから業界レベルの作業グループを初めて組織する。
ビジネス･スタンダード、デカン･ヘラルド、インディアン･エクスプレスが10月18／19／20日報じたところによると、インド産業連盟(CII:Confederation of Indian Industry)が北京で主催したインド物産展(Made in India show)の会場で17日会合したインド鉄鋼連盟(ISA:Indian Steel Alliance)と中国鉄鋼協会(CISA:China Iron and Steel Association)の代表は、作業グループを組織することで合意した。
ＩＳＡのJJ Irani会長によると、作業グループは、鉄鉱石や鉄鋼領域における両国の協力問題を話し合い、両国鉄鋼業界が直面する二国間の様々な問題を協議する。
CISAの呉渓淳会長によると、両国が公式な協力組織を設けることは極めて有意義で、両国間の情報交換を促進する。次のステップとして2003年12月には中国側も代表団をインドに派遣する。合同作業グループは、“向こう2~3年間の輸出潜在性”、“インド産鉄鉱石の長期輸入契約の締結とその拡張”、“インドにおける鉄鉱石採掘合弁”、“鉄鋼貿易の見直し”、“多国間協定における協調”等の課題を話し合うことができると言う。