【ニューデリー】世界最大のCDMA(code division multiple access)携帯電話端末メーカーとして知られるLG Electronicsが16日、GSM(Global System for Mobile communications)携帯電話端末2モデルを発売、ブームを呼ぶインドのGSM市場に遅ればせながら参入を果たした。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとザ・ヒンドゥーが10月17日、LG Electronics India(LGEI)のK. R. Kim重役(MD)及びPraveen Valecha携帯電話部門主任の言を引用し報じたところによると、次期会計年度にはGSM端末40万ユニット以上を販売、2年内に同市場における12%のシェア獲得を目指す。今回発売した65Kカラー・ディスプレー装備、MMS(multimedia messaging services )及びGPRS(General Packet Radio Service)対応のハイ・エンド・モデルの価格は1万3490ルピーと1万8990ルピー。今年12月までに別に4モデルを発売、来年末までにポートフォリオを12モデルに拡大する。
ミドル及びアパー・セグメントからスタートしたのは、今後同セグメントの良好な成長が見込まれるため。成長中のインドGSM市場は、より成熟した段階を迎えようとしており、市場に参入するのに最適な時機と判断した。CDMA市場に参入後、今になって初めてGSM市場に参入したのは、単なる偶然で特に意味はない。LGEIは既存の直営小売店500店のネットワークを通じ、GSM端末を販売するが、同ネットワークは段階的に2800店に拡張される。また250のサービス・センター網も構築されると言う。