【プネー】マハラシュトラ州Pune拠点のSerum Institute of India Ltd (SIIL)は、近くDPT(ジフテリアDiphteria/百日咳Pertussis/破傷風Tetanus)3種混合ワクチンにB型肝炎を加えた4種混合ワクチンと狂犬病ワクチンの新製品を発売する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月15日伝えたところによると、SIILのZavaray Poonawala重役(MD)はこのほど記者会見し以上の消息を明らかにした。それによると、これら2種類のワクチンの臨床試験とβテストは既に完了し、狂犬病ワクチンは今月末に、4種混合ワクチンは次期会計年度に、それぞれインド市場に投入される。これらのワクチンは追って海外市場にも紹介される。
他のワクチンを130ヵ国以上に輸出した実績を有するSIILは、この他、DNA狂犬病ワクチン、麻疹治療用ペプチド・ワクチン、エイズ・ワクチンの研究を進めている。
SIILの2003年3月期年商は500クロー(US$1.09億)をマーク、今年は25%の成長を目指している。25%の成長の内、20%は輸出成長で占められる見通しだ。現在営業額の75%が輸出売り上げで占められており、西ヨーロッパと北米市場の開拓を計画していると言う。