SEAnews 2003-10-17 ArtNo.32155

【ニューデリー】生物工学局(DOB:department of biotechnology)は、最大25件のバイオインフォマティクス･データベースの著作権を申請する計画だ｡
エコノミック･タイムズが10月14日、ＤＯＢ筋の消息として伝えたところによると、同局はバイオインフォマティクス専門委員会の承認を得た後、関係申請を行う。これによりインドは2005年までにバイオテック製品やサービスに関わる7億5000万米ドルの年間収入を得られるものと予想される。同収入は2007年には15億米ドルに達し、バイオインフォマティクス･ツール関係収入が以上の年間収入の50~60％を占める見通しだ｡また全体の60％が輸出収入で占められるものと見られる。これらのデータベースは世界の情報技術(IT)企業、製薬会社、バイオテック会社等の利用に供することができる。インド政府は既にＩＢＭや複数の外国政府と、これらのデータベースのライセンシングやコプロモーションに関する交渉を進めている。
これまでにIndian Institute of Technology (IIT)デリー校舎に、Sun Microsystemsの支援下にスーパー・コンピューティング施設を設け、またバイオテクノロジー・インフォメーション・システムの全国ネットワーク“BTIS Net”を構築したＤＯＢは、目下Madurai Kamaraj University／Indian Institute of Science, Bangalore／Pune University／Bose Institute, Kolkata／Jawaharlal Nehru Universityの5校にバイオインフォマティクス・センター・フォー・エクサレンスを設けることを計画していると言う。