SEAnews 2003-10-15 ArtNo.32143

【ニューデリー】今年8月の輸入割当制諸国向け既成衣料輸出は7430万着／3億1280万米ドルと、昨年同月に比べ量で9.28％、額で5.75％下降した｡
ヒンドゥー･ビジネス･ラインが10月13日、オフィシャル･ソースの言として報じたところによると、重症急性呼吸器症候群(SARS:Severe Acute Respiratory Syndrome)の流行と力織機業者のストライキが繊維産業の輸出全体に影響を及ぼし、既成衣料の輸入割当制諸国向け輸出にも多少に関わらず影響した。しかし情況は全般的に復調しており、下半期のトレンドは上向きに転じる見通しだ｡取り分け下半期には米国方面の需要回復が見込まれる。既成衣料の非輸入割当制諸国向け輸出は、量も、額も成長を見ていると言う。
既製服輸出振興委員会(AEPC:Apparel Export Promotion Council)のデータによると、今年初5ヶ月(2003/4-8)の輸入割当制諸国向け既成衣料品輸出は4億6620万着／18億5720万米ドルと、昨年同期に比べ量で1.6％、額で7.67％、それぞれ増加した。
年初5ヶ月の米国向け輸出は1億6290万着／8億2680万米ドルと、量で7.55％、額で5.2％増加、欧州連合(EU)15カ国向けは2億8000万着／9億5380万米ドルと、量で9.55％、額で24.05％増加した。しかし年初5ヶ月のカナダ向け既成衣料輸出は2330万着／7660万米ドルと、量で12.73％、額で5.32％減少した。