SEAnews 2003-10-15 ArtNo.32133

【ムンバイ】二輪車メーカー各社は、値引きや様々なプロモーション･スキームを設けてフェスティバル・シーズンの売り上げ拡大を図っている。
エコノミック・タイムズが10月9日伝えたところによると、モーターサイクル・メーカーはそのディーラーを通じ1000~2000ルピーの値引きを行うとともに、フェスティバル・シーズン・スキームを設けて客寄せに努めている。市場に出回る二輪車のモデルや変形バージョンの種類そのものも、昨年のDiwali(ﾋﾝﾄﾞｩｰの祝日)シーズンに比べ顕著に拡大している。
Hero Hondaは、同社製バイクの購入者に漏れなく2ｇｍのリングを進呈、幸運なものは100ｇｍの純金を手に入れることができる。随時提供されるその他のギフトも準備されている。しかし今月発売予定のSplendor Plusは、スタイルに改善が加えられた分、既存のものに比べ500ルピーほど高めになる。
Bajaj AutoはモーターサイクルCaliber 115の購入者にはＶＣＤもしくは2400ルピーの値引き、スクータレットSpiritの購入者にはelectric ovenもしくは2400ルピーの値引き、先月2400ルピーの値下げを行ったBoxerについても魅力的なファイナンス･スキームを、それぞれオファーしている。しかしハイエンド・モデルのPulsar、Wind、Eliminatorについてはフェスティバル・シーズン中も、何らディスカウントはオファーされない。
TVS Motorsは、フェスティバル・シーズン期間にスクラッチ・カード・スキームを用意、Kineticは同期間に新たに4モデルを特価で発売する。これら4モデルとはVelocity3万8300ルピー、Boss 1153万3500ルピー、GF Laser4万7600ルピー、GF 170
4万4243ルピー。
この他、ディーラー段階でもディスカウントが提供されている。また購入待ち時間がフェスティバル・シーズンの売り上げを決する鍵になるが、二輪車メーカー各社は、生産量を拡大、ディーラーがこの好機を逃がすことがないよう配慮している。
アナリストらは、二輪車メーカーが、フェスティバル･シーズン後もコンスタントに、値引きか、景品をオファーし、顧客をつなぎ止めざるを得ないものと見ている。