2003-10-13 ArtNo.32126
◆タタ/Tidco、Titan Industriesに新資金注入検討
【チェンナイ】Tataグループとタミールナド工業開発公社(TIDCO:Tamil Nadu Industrial Development Corporation)は、前者が27.8%、後者が26%、一般投資家と金融機関が残りを出資する合弁事業Titan Industriesに対する新資金の注問題を協議している。
エコノミック・タイムズが10月10日伝えたところによると、Titan IndustriesのBhaskar Bhat重役(MD)は同紙に以上の消息を語った。それによると、Titan/Sonataブランドの腕時計及びTanishqブランド宝飾品の製造/販売を手掛けるTitan Industriesは、これまでに800クロー(US$1.74億)近くを投資して来たが、同社の自己資本が160クローであるのに対し、借り入れは450クローにのぼる。3:1の負債/自己資本比率は改善する必要があり、過去2年以上にわたり新資金の注入問題を協議して来た。理想的な負債/自己資本比率は2:1、即ち借り入れ450クローに対し、自己資本は225クロー。両パートナーは、株主割り当て、優先株の発行(preferential allotment)、戦略的パートナーもしくは単純な出資パートナーの招致の4つのオプションを検討しており、2、3ヶ月以内に方針を決定、正式発表を行う。
一方、Titan Industriesは固定資産を圧縮して身軽な経営を目指す「Asset-Light」戦略にシフト、機械設備に多額な投資を行うのを控え、より大きな運転資金を確保するとともに、情報技術(IT)により多く投資する計画と言う。
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