SEAnews 2003-10-13 ArtNo.32125

【ムンバイ】Reliance Infocom Ltd(RIL)は、Microsoft Corpと、後者が開発した次世代インターネット・プロトコル・ベースのテレビジョン(IPTV:internet protocol-based television)サービスを共同で実験・試運転する契約を結んだ｡
インディアン・エクスプレスとビジネス・スタンダードが10月10日伝えたところによると、ＲＩＬのスポークスパースン、Amit Khanna氏は記者会見の席上、以上の消息を語った｡それによると、ＩＰＴＶを応用することにより、インターネットを通じたＴＶ放送、ビデオ・オン・デマンド等、様々なサービスを提供できるようになる。マイクロソフトは、ソフトウェアやミドルウェアを提供、ＲＩＬはその広帯域ネットワークを通じて関係サービスを提供する。マイクロソフト傘下のMicrosoft TVは、来年初までに必要なソフトウェアを開発する。関係サービスの導入は向こう2年間に完成する見通しだ｡
同プロジェクトはコンバージャンス時代の幕開けを告げるもので、ユーザーはＲＩＬの広帯域ネットワークを通じて1000チャンネル以上にアクセスできるだけでなく、多数のプレーヤーと、同時にメールを交換し、オンライン・ゲームを楽しむことができる。この他、ビデオ・オン・デマンド、ミュージック・オン・デマンド、ビデオ・チャット、ｅコマース等のサービスを利用できる。これは限定受信方式(CAS:conditional access system)やDTH(Direct to Home)に次ぐ、次世代のＴＶ放送技術と言う。