2003-10-10 ArtNo.32113
◆IOC、US$20億起債/HPCL政府持ち分買い取り提案
【ニューデリー】突然浮上したマーケッティング部門の分割案に驚愕したIndian Oil Corporation(IOC)は、20億米ドルの海外起債計画やHindustan Petroleum Corporation Ltd (HPCL)の政府持ち分買い取り等の代案を政府に提示したようだ。
インディアン・エクスプレスが10月8日消息筋の言として報じたところによると、IOC取締役らは、火曜にRam Naik石油天然ガス相に最終配当小切手を手渡した際、IOC株式資本の20%に相当する米国預託証券(ADR/ADS)を発行することにより政府は9600クロー(US$20.9億)を手に入れることができると持ちかけ、マーケッティング部門のサード・パーティーへの売却回避を図ったようだ。
政府持分処分閣僚委員会(CCD:Cabinet Committee on Disinvestment)が最近の会議で、インド唯一のフォーチュン500企業の解体を選択肢とする方針を決めたことにショックを受けたIOC幹部らは、この日またHPCLの34.01%の政府持ち分を1万クロー(US$21.8億)で買い取ることも提案したとされる。
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