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2003-10-08 ArtNo.32100
◆昨年の合成繊維輸出29%アップ、目標を大幅に超過
【ムンバイ】昨年(2002-03)の合成繊維輸出は目標額を450クロー(US$9813万)超過する7629クロー(US$16.64億)をマーク、前年費29%の成長を見た。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月1日報じたところによると、合繊レーヨン繊維輸出振興委員会(SRTEPC:Synthetic and Rayon Textiles Export Promotion Council)のRakesh Mehra会長は第49回年次会議の席上、以上の消息を語った。それによると、こうした目覚ましい成長は、国際的な厳しい競争環境とルピー相場の上昇に抗して達成された。しかも輸出品の92%が非割当品目で占められ、合成繊維業界が2005年の貿易割当制撤廃に向け準備を整えていることを窺わせた。
輸出先は177カ国にのぼり、西アジアが全体の32%のシェアを占めトップ、欧州連合(EU)が23%で2位、米国は11%で3位にとどまった。
品目別では、紡績糸が前年比35%増の2353クロー(US$5.13億)、織物が同24%増の3677クロー(US$8.02億)、完成衣料(made-up)が全体の18%の1377クロー(US$3億)と続く。
しかしながら加工、仕上げ、衣料製造部門は、国際プレーヤーとの間に大きなギャップが存在する。衣料完成品業界は資金不足、協調の欠如、デザインの非近代性、旧態然とした労働制度等により成長が阻害されている。合繊、レーヨン業界が、新市場を開拓し、厳しい競争環境の国際市場にプレゼンスを築こうと思うなら、新たなパートナーシップ、合弁、一般販売契約(common sales agreement)、コブランディング等を通じて、目標を達成する必要がある。
SRTEPCは、繊維産業省に対し、先進国との交渉を通じ、税制面における最恵国待遇を勝ち取るよう求める計画だ。多くの競争者は、貿易割当制度廃止後の環境下におけるこの種の待遇を確保している。このためインド繊維産業が成長を遂げるには、同様な待遇を獲得することが不可欠である。この他、港湾施設等の輸出インフラの改善も緊急課題と言う。
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